ビッグデータや最新技術を用いて保険を「日々の身近なパートナー」へと変化させ、保険の新たな価値をユーザーに届けている justInCase。
今回はその中でも、フルタイムから副業・短期参画まで多様なメンバーが続々と加わり、急成長を遂げる開発チームに注目!
メンバーの入れ替わりや、新規提携先獲得による開発リソースの変化にも動じない柔軟で強いチームを作る、その開発体制を紹介します。
キーワードは「かんばん×スクラム」!
当社の開発体制は、「かんばん方式」です。と言いたいところですが、厳密にいうと「かんばん方式」と「スクラム開発」を掛け合わせたカスタム体制です!
基本は、メンバーそれぞれの柔軟な稼働や自律性を尊重できる「かんばん方式」ですが、メリハリをつけるため、またメンバー同士が相互にフォローしやすい環境作りのために、「スクラム開発」の手法を取り入れています。
柔軟性と自律性の「かんばん方式」
かんばん方式を体制の主軸に選ぶ理由は、その「柔軟性」と「自律性」です。
変化に柔軟な開発体制
・開発リソースの変化への対応
・優先順位の変化への対応
の2つの柔軟性を評価して導入しています。
チーム規模の急成長や副業メンバーのコミット頻度(本業との兼ね合い)によって、開発リソースが大きく変動する当社。
かんばん方式では、タスク完了にかかる時間の見積もりを作ることはありません。
そのため、マネージャーは見積もり管理ではなく、タスクプールを作り、タスク項目と優先順位の管理を目的とします。
当社では、チケットベースでタスクを起票し、ボード形式で各タスクの優先度と進捗を見える化しています。
専任の管理者をつけ、計画や見積もりに時間をかけることがないため、開発作業やコミュニケーションに時間をかけることができる点や、ユーザーにより高い価値を届けるための機能や対応への優先度を高められる柔軟性は、当社の開発チームの強味につながっています。
自律性の高いチームの育成
「チケット化されたタスクは、チームメンバーが責任をもって完了する」という自律性の高い運用が、かんばん方式の特徴です。
当社は、メンバーの柔軟な稼働や自律性を尊重しています。
チーム内の役割分担がまだ明確ではない中で、メンバーそれぞれが、開発状況に合わせて設計もコーディングも実施します。
それぞれが何を優先して進めるべきなのか自律的に判断し、行動することが求められる部分でも、柔軟かつスピード感のある開発を実現するチームへの成長を促進しています。
メリハリとチームワーク力の「スクラム開発」
スクラム開発を取り入れる理由は、スクラム特有のスプリント(期間)設定から生まれる開発作業の「メリハリ」と、コミュニケーションによる「チームワーク力」向上です。
自律的な開発にメリハリを
他の開発体制と違い、短い単位で期間を区切ることでプロジェクトを回していくスクラム開発。
その『スプリント』という区切りを導入し、以下の2点を設定することで、かんばん方式による自律的な開発体制にメリハリを加え、生産性をアップしています。
・スプリント毎に完了したいタスク目標
・KPT方式でのスプリントレトロスペクティブ(振り返り)
コミュニケーションが培うチームワーク力
当社が取り入れているスクラムのコミュニケーションは2つです。
・デイリースクラム
・スプリントレトロスペクティブ(振り返り)
基本的に「チケットベースでタスクを起票、ブランチの作成、PR」という流れは固定ですが、1人で課題を抱えて立ち止まるのは無駄!ということで、デイリースクラムで、毎朝お互いの困りごとをエスカレーションし、互いにフォローできる体制を作っています。
デイリースクラムは上図のようなビデオMTGで行っています。リモート参加者も多いため、顔の見えるコミュニケーションを定期的にとり、関係性を育むことで、日頃のSlackでのやり取りでも、相談や意見を言いやすくなり、相乗効果を生みやすくなります。
スプリントレトロスペクティブは、3週間のスプリント毎に実施します。
ここでは、KPT方式を採用しており、
・Good / Keep:今後も続けること
・Improve / Problem:問題なので、やめること
・Suggestion / Try:今後、試してみたいこと
の3つを、それぞれがオンラインのブレインストーミングツールに反省として書き込みます。
他の人の意見に影響されないよう、事前に無記名で書き込みをし、それを基に全員で意見交換していくことが重要です。
かんばん方式で発生しがちな、個人で課題を抱え込んでしまうのを予防するため、デイリースクラムと3週間毎のスプリントレトロスペクティブで積極的に思ったことをシェアしています。
また、個人の課題だけでなく、チームの課題にも定期的に目を向けることができ、その改善・解決策を共有することで、メンバー全員が同じ目標に向かって協調し、大きな成果を挙げることができます。
この柔軟で強いチームを育てる「かんばん×スクラム」体制で、あなたも力を発揮しませんか?
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