デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

困っている人を助けたい。助けるために自分が使えるのがデザイン。だからこそ、自分がデザイナーとしてどの位置にいるのかを試してみたかった。 ー最優秀賞 川原惇 」

justInCaseは、最新のテクノロジーで保険を変えるインシュアテック企業です。
これまで「難しい」「よくわからない」「本当に必要なのか?」と思われがちだった保険を、「楽しく」「もっと身近に」感じていただき、「必要なときに必要な保障を」受けられるような印象に変えるため、今までにない保険商品を開発しています。

そんなjustInCaseが提供するスマホアプリ「justInCaseアプリ」は、アプリストアで既に平均4.1もの高評価をいただいていますが、これから商品や販売チャネルが増えていくことを考慮し、さらに使いやすく、楽しく使っていただけるものに!との想いで、デザインを最重要事項のひとつと考えています。

そこで今回、今後の当社アプリの方向性にヒントとなるデザインを募集し、実際にデザイナーの皆さんにプレゼンテーションいただく、“justInCaseアプリ リ・デザインチャレンジ”を開催し、6名のデザイナーさんにご参加いただきました!

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いずれ劣らぬ素晴らしいプレゼンテーションの中で唯一、カラーからロゴからサービス名まで全てリニューアルしたアイディアで、群を抜く新規作成画面数!そして、今時のイケているアプリからインスパイアされた楽しんでもらうためのUIの工夫がたくさん、適切にちりばめられつつ、しかも、重要な審査項目であった、全体の体験もきちんと流れを設計されている。ここまでやっていただき、参加社員一同が感動した川原さんのプレゼンテーションが最優秀賞となりました。

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

最優秀賞を勝ち取った川原さんが考えるデザインについての想いや、justInCaseアプリのリ・デザイン提案にあたっての考えを、当社のデザイン戦略担当 豊田がインタビューしました!

実は意外なキャリア。友人からの誘いでデザイナーの道へ。

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:今回参加された理由はなんでしょう?

川原:普段は自社の仕事のみで、他社のデザイナーさんと関わることがないので、自分の実力を試してみたかったのが一番ですね。いろんなデザイナーさんと交流したいというのもありました。

豊田:なるほど。そして見事実力が認められましたね!川原さんのキャリアは、デザイナー一筋なんですか?

川原:ありがとうございます(照)実はぼく、今の会社に入るまで全くデザインしたことがなかったんですよ。大学では食品栄養系の勉強をしていて、新卒で入社した会社ではデパ地下で販売の仕事をしてたんです。

豊田:えーー!全く違うお仕事ですね。そこからどうしてデザインの道に?

川原:2年弱、販売の仕事をしたあと、法人営業もちょろっと経験しましたがなんかしっくり来ず…。そんなときフリーランスでデザイナーの仕事をやっていた学生時代の同級生に「一緒にやらないか」と誘われまして。未経験だけど挑戦してみようと。

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:すごい!大転身ですね。

川原:そうですね。未経験でのチャレンジだったので、半年~1年くらいOJTで主にECショップのメンズファッションのページを作りながら基礎を学びました

豊田:川原さん、きっとすごく貪欲に勉強されたんでしょうね。リ・デザインのご提案、素晴らしかったですし!会社のWEBSITEもすごくイケてますよね。

川原:そうですか?(笑)他社がどんな感じかわからないので、比較できないですが、ありがとうございます。やっぱり意識が高い人じゃないと学びながら仕事をして成長するのって難しいと思います。そこそこのレベルにはやってたらなれるけど、それ以上になるためには、仕事終わりにセミナー行ったり、こういうコンテストに出たりしてかないと、と思ってます。

豊田:す、素晴らしい…!

こだわったのは「自分の得意分野に集中すること」と「自分が使いたくなるアプリかどうか」

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:では、このコンテストもご自身のスキルアップとか、そういう意気込みで?

川原:そうですね、自分がデザイナーとしてどの位置にいるのか知りたかったですね。今回は1位をいただけましたけど、それで自分が優れていることが証明されたわけではないと思うので、もっと磨きたいですね。

豊田:いえいえ、ロゴまで作ってくださって、アウトプットの量がずば抜けてました。

川原:このコンテストで求められていることを最初にしっかり考えました。結論は「デザインを出すこと」。説明資料を作るということももちろん必要だし、作ろうか迷いましたが、資料作成がそもそも得意じゃないし、限られた時間のなかなので、得意な分野に絞って愚直にデザインに集中しました。ただ、実は事前ヒアリングでアクティブユーザーのこととかまで質問してる方がいて「そこまでやるの?!」とビビってたりもしましたけど(笑)

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:そうは言っても、ちゃんと流れも考えてらっしゃいましたよね?

川原:流れというか、自分ならどんなアプリだったら使うかな?というのを考えてましたね。登録したら「おめでとう」というメッセージが出るとか。ゲーム上で対戦する相手のように、いい意味で「薄いつながり」で誰かとつながっている感覚のアプリだと使うな、と思って。

豊田:なるほど。その発想に至るネタはどこから?

川原:自分でいろんなアプリをダウンロードして。例えば、Paypayはコンビニで使うと「ペイペイ♪」という音とかクラッカーとかでユーザーが喜ぶタイミングを作ってあげている。

豊田:ダウンロードして試してみようと思うアプリの情報はどこから?秘伝のタレがある?(笑)

川原:ないです(笑)Twitterに流れてくる情報がメインですね。Noteとかブログとかも見ます。

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:そうか(笑)今回、「我ながらうまくいったな」と思うところは?

川原:提案できない箇所は捨てて、自分の得意分野に注力しようと決めたことかなと。保険を登録する、スマホの写真を取る、という流れは決まっていて、その構成は自分は作れない。なのでそのへんは捨てて、見た目のデザインに注力しました。

豊田:逆に「もっとこうすればよかったな」というところは?

川原:その取捨選択の決断に少し時間がかかったことかな。

豊田:アウトプットはいかがでした?

川原:ロゴは下手くそだったなーと思いました(笑)安直だなーと。

豊田:いやいや、ロゴまで作るというチャレンジにみんなびっくりしてました。

川原:既存アプリのブラッシュアップにするのかどうか迷ったんです。でも違ったものにしようと思って違うカラーを使ってみました。既存カラーの黄色と緑を使うことに自信がなかったので、信頼感があると言われているブルーで。

豊田:愚直にデザインに集中したことはすごく伝わってきました。

一般論でカスタマージャーニーを仮定するより、実際に聞いたほうが早い。

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:デザイナーとして普段活躍されているなかで、悩みはありますか?

川原:代理店から受注した仕事とかに多いんですが、クライアントとの意見のすり合わせや、納期との兼ね合いでの妥協ですかね。あんまりイケてないと思っても、デザインだけの問題でもないこともあり、口を出しづらかったりするので。

豊田:どうやって妥協点を見つけるんですか?

川原:クライアントが求めるものを1案、プラス自分がいいと思うものをできれば2~3案出します。アイデア出さずに否定しても何も生まれないので。納期が短すぎるとそうもいかないこともありますが…

豊田:素晴らしいです!川原さんのデザインの領域として一番大きいのはどの領域ですか?

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

川原:よくやるのはビジュアルデザイン。興味があるのは、インタラクションの部分ですね。あと、ユーザーインタビューとか情報設計もやってみたいです!普段から「そもそもこのプロダクトは作る意味があるのか?」ということは常に考えてはいます。

豊田:へー!

川原:ペルソナを設定して、カスタマージャーニーとかユーザーフローを作っても、自分がわかった気になっているだけでは?という恐怖があるんです。ペルソナというけれど、本当にそんな人がいるのか?本当にそんな行動を取っているのか?と。机上で作っているよりも、ガンガン聞いちゃったほうがいいんじゃないかと思ったりもして。

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:聞いてみることもあるんですか?

川原:ありますよ。自分がリ・デザインしたアプリを作ったら、カフェでひまそうな数人に声をかけて意見を聞き、その意見を取り入れてみたり。HUBとかお酒入ってるところで、とかも。聞いちゃったほうがはやい気がするんですよね。「青だから信頼感がある」とか一般論で言われていることは、本当にそうなのかわからないですから。デザイナーが思い込んでるエゴかもしれないし。

豊田:確かにそうかもしれない・・・

自分を一言で表すと「助ける人」

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

豊田:お話をお伺いしていて、コンテストでの川原さんのプランを裏付けるようなお人柄だなー、と納得してしまいました!最後に、一言で自分を言い表すと?

川原:「助ける人、フォローする人」ですかね。エンジニア的なことも少しはできるので、デザインに限らず、相手が困ったことを助ける。お客さんの「困った」を助けるためにデザインという手法を使っているだけ。この間、友人のご両親がやっているメッキ工場のWEBサイトについての疑問を友人がつぶやいていたので、簡単に作ってみせてあげたら、いい感じだねって言ってくれて。お金になればもちろんいいけど、困っている人がいたら単純に助けたいという思いがあります。

豊田:…尊敬します。

川原:いえいえ(笑)

途中、「デザイナーの仕事とは全く離れたところでの経験を活かして、何かいいアイデアが思い浮かんだようなエピソードとかありますか?」という無茶な質問をしたところ、「華やかなエピソードとかあったほうが記事的にいいのはわかってますが…あんまりかっこいい派手なエピソードがなくてすみません。」というお気遣いまでいただいてしまいました(笑)

川原さん、本当にありがとうございました!そして、1位、おめでとうございます!

デザインハッカソン“justInCaseアプリ リ・デザイン チャレンジ”受賞者インタビュー|Vol.1 最優秀賞 川原惇さん

なお、優勝賞金50万円は、書籍購入やセミナー受講など、デザインのスキルアップに使われるご予定だそうです…!どこまでもいい人&真面目な川原さんでした!

Vol.2として、優秀賞の@tsumomahさんへのインタビューも近日公開予定です。是非チェックしてくださいね!

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