Slerからスタートアップに転職したjustInCaseのエンジニア3名、小笠原、奥田、小佐野。
Slerにもスタートアップにもそれぞれのメリット・デメリットがあります。
それぞれを経験し、スタートアップに軍配をあげた3名。その理由に迫ります。
スタートアップが性に合う理由。
小笠原:まずは小さな規模の会社が成長していくところを当事者として経験できるところが最高に楽しいですね。それからSlerでは昔から続いているプロジェクトが多く、思い切った技術選定ができない。技術選定から参加してみたかったので、やりたいことが叶っています。
奥田:新卒でやりたいことが明確でない状態でなんとなく大企業を選んだのですが、趣味で始めた競技プログラミングにハマり、プログラミングを仕事にしたくて転職活動をはじめました。業務レベルでは未経験だったので、即戦力を求められそうなスタートアップで内定が出た時は驚きとともに感謝の気持ちでした。そしてやってみるとすごく楽しくてやりがいがあります。
小佐野:現状から未来を想像した時、Slerでキャリアを積んでいる自分の姿に満足できないな、と思っていました。お客さんとの打ち合わせやマネジメントが仕事の中心になるのが嫌で。ずっとプレイヤーとして開発していられる環境がよかったんです。
今ももちろんマネジメントはしてますが、自分でスキルを学んで自分で成長して育ってくれる人が多いので、その分私自身のスキルアップに時間と情熱を注ぐことができます。
フルフレックスなところも最高。
奥田:それと、最高なのは朝起きる時間が自由なところ。笑
自分で時間を決めて、やるべきことをやっていればOKなカルチャーが自分にはすごく合ってます。
小佐野:わかります。笑
私も奥田さんもお昼から稼働すること結構多いですよね。
小笠原:私は朝型なのでお二人とは逆ですが、稼働時間の相違で困ることはないですよね。打ち合わせの時間はみんなしっかり守るので問題ない。
労働時間は短くはない。けれど・・・
奥田:朝は遅くても平気ですが、やっぱり慣れるまでは業務時間は長かったですね。でもそれは僕が未経験だったというのもあるので仕方がない部分もありますが。でも、時間は長くても疲労度でいうと今の方が全然楽です。スーツを着る必要もないし、長い会議もない。リモートワークになったことも要因ですね。ただその分仕事と私生活が曖昧になることも多いのですが。
小笠原:確かに、スーツを長時間来てずっとオフィスで仕事することが当然だった前職から比べると、開放感があるので楽ですね。ただ、キャッチアップする時間がプライベートの時間なのか業務時間なのか、その辺りの線引きが難しい部分はありますが、仕事が楽しいという裏付けでもある気がします。
小佐野:Sler時代と平均すると若干労働時間は長いかもしれないですが、瞬間風速で突発的な超長時間労働とかがなくなった分、今の方が精神的な安定は高いし、疲労感はだいぶ減りましたね。
もちろん当社でもリリース期限はありますが、どうしても間に合わない時はちゃんと相談できる環境があって、社員が健康を害するようなことは絶対ないです。※
※当社のVALUEで「Straightforward」が推奨されており、ネガティブなこともちゃんと伝えて受け入れるカルチャーがあります。
「Move forward:進化のために、役割を問わず全力で前進する。 Think forward:現状を把握し、未来を想像し、思慮深くアクションする。 Straightforward:たとえネガティヴな話でも正面から。そして素直に讃えあう。」 |
Slerだからこそできることもたくさんある。理想と現実のギャップ。
奥田:スタートアップって、少数精鋭でイケてる人がそれなりの構築手法を確立していて効率的に開発してると思っていたけれど、実際は混乱のなかを手探りで、みんな苦しみながら開発していくものなんだ、というのは少し意外でした。前の会社は大企業だったこともあり、目標とプロセスががっちり決められていたので、その分ギャップが大きかった。
仕様書がないことも多く、最近はその辺をしっかりドキュメント化しようというカルチャーになってきているけど、そこはスタートアップというか当社の改善すべきところだと思います。
あと、一旦リリースするとすぐプロジェクトがcloseするのも意外でした。
小笠原:確かにリファクタリングはしたいですよね。
小佐野:Slerではリリースしたら解散だから、リファクタリングはしようと思ってもできないですが、事業会社だと自社でもっとできることはありますよね。
小笠原:そうそう、例えば「金曜日はリファクタリングDAY」とかにしたいな。笑
奥田:もっとA/Bテストとかこまめにやってマーケティングするものだと思ってました。まあ、でも当社は商品開発サイクルが早いからリソースが足りませんよね・・・
小佐野:あと、やっぱりSlerだからこそできることもたくさんあって、当社のような小さな組織では到底できない大きな仕事が経験できたり、いろんな業界の開発環境が見れるので、視野が広がるというのはSlerで働くメリットだと思います。
レビュー体制は?
小笠原:Slerのレビューは「前の設計者と同じことができてるか」を見る傾向ですが、スタートアップだと「より良いコードがかけてるか」「この機能は本当に必要か」など根本的なことからちゃんと考えられるので、自分もチームも成長できると思います。
小佐野:コードレビューに関してはその通りですね。
もう少し大きい枠組みで「人材育成」という観点でも、自分の頭でゼロから考えられる人しかいないので、自分の成長とチームの成長のために時間を使えます。Slerの時は、新人研修などの担当も順番に回ってきていたのですが、PCの使い方から教えたりしてました。苦笑
当社には、手取り足取り教えないとできない人はいないですし、逆に自分で成長して育ってくれる人が多い。
キャリアパスに関しても、未知の領域なので経験しないとわからないことに対しては、ルートのヒントをアドバイスをすることしかできない。ヒントからそのプロセスを自分で描ける人が当社には合っていると思います。
奥田:そうですね、大企業だと例えば10年先の自分についての作文を求められたりしますが、そんな絶対わからないようなことは当社では聞かれません。笑
小佐野さんがおっしゃるように、ヒントとなるアドバイスをいただき、それを自分ならどう作り上げていくか、どう描いていくか。開発でもキャリアでも、同じようにアドバイスしてくださっています。
スタートアップを選んだ私たち。
小佐野:どちらのメリットもデメリットも踏まえて、私はスタートアップがいいです。画一的な評価軸もなければ無駄なレポートも必要ない。個人的にはお客さんとの打ち合わせを自分の業務に入れないで欲しい、という要望を叶えてくれる素敵な会社です。笑
小笠原:確かに、評価項目としてSlerではプログラミングスキルよりもマネジメントスキルを問われたりしていて、そこを両立できないと思っていましたが、当社ではそれが叶う環境にあると思います。
それに、Slerではプロジェクト制なので毎回短期的なチームでしかなかったけど、今は全員が同じベクトルを向いていて、このチームをどう盛り上げていくのかを長期的に議論できます。それに、人が足りないからと言ってむやみに採用はせず、採用チームが我々のチームにフィットするかどうかをしっかり見て採用してくれるのでありがたいです。小さい組織だからこそ、スキルセットだけでなく性格なども考慮した配置も絶妙です。
奥田:僕は何度も言いますが、時間の使い方が自由なところが一番合っていますね。自分の集中できる時間に効率的に働ける。それは最高の環境です。
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