コロナ禍でInsurtechベンチャーが打ち出したサービス

2020年3月頃から新型コロナウイルスの感染が世界的に爆発的広がって以来、各国のInsurtech企業は様々な取り組みを実行しています。
保険商品に関しては、保険料払込猶予期間の延長や感染者への見舞金支払い等の対応が行われています。
我が社も不安を抱える方々に安心を届けられるよう、コロナ助け合い保険を提供しています。
そして、この記事では、保険商品以外にInsurtech企業が打ち出したサービスについてご紹介します。

Oscar Health

オンライン医療保険会社であるOscar Healthは、2020年3月に米国初の新型コロナウイルスの検査場所探しというサービスを立ち上げました。
検査場所の情報は、Oscar Healthの医療機関のパートナーから集まった情報に基づき、毎日更新されています。
Oscar Healthのお客様は、新型コロナウイルスに関するリスク評価のためのアンケートを受け、評価結果により検査が必要かどうかが判断されます。
検査が必要と判断された場合は、お客様は検査場所を見つけ、検査前に必要な準備を確認することができます。
検査が不要と判断された場合でも、お客様の年齢や位置情報、そして慢性疾患の有無などの情報をもとに、お客様は感染リスクを減らすための注意点等の提案を受けられます。
さらに、Oscar Healthの遠隔治療サービスは、リスク評価のためのアンケートにシームレスに導入されています。
症状、リスク、処方箋等について、お客様が気軽にお医者さんに相談できることは、リスク評価の重要な部分となっています。

Alan

フランスのオンライン医療保険会社であるAlanは、米Oscar Healthとの類似サービスを提供しています。
例えば、Alanでは、自社のお医者さん探しができるAlan Mapというサービスへの新型コロナウイルスの検査場所の情報の追加、症状から新型コロナウイルスの感染リスクを評価するアンケートの実施、そして感染予防や政府の支援策などに関する情報の提供が行われています。

出所:Alanのブログ

平安グッドドクター

中国平安保険の傘下にある医療サービス会社の平安グッドドクターは、中国における新型コロナウイルスへの対応経験を生かし、他国を支援するために、2020年4月に世界中で新型コロナウイルスに関するオンライン相談サービスを開始しました。
アクセス数は2020年7月末時点で200万回以上にのぼっています。
平安グッドドクターが集まった1,400人以上の医療専門家は海外駐在の経験を持っており、英語で24時間相談を受け付けています。

wefox

スイスのwefoxは、顧客と保険仲立人をつなぐプラットフォームを開発した会社です。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、wefoxでのビデオ会議の使用量は1ヶ月で3倍になりました。
オンラインコミュニケーションの重要性が高まっている中、wefoxはwefoxGoというプラットフォームをリリースしました。
wefoxGoは、wefoxAdvisorというプラットフォームの無料簡易版です。
保険仲立人はwefoxGoで自身のカレンダーと同期してスケジュールを設定し、ビデオ会議で顧客へ相談サービスを提供することができます。

Next Insurance

小規模企業を対象とした米国のオンライン損害保険会社であるNext Insuranceは、新型コロナウイルスにより打撃を受けたお客様の生活を支えるよう、25万ドル(約2,600万円)以上を投入し、50名のお客様を雇ったBuiltbyBusinessというキャンペーンを実施しました。
キャンペーンでは、お客様が作ったNext Insuranceの会社名をテーマとした作品が公開されており、お客様の事業への認知度を高めることにつながっています。

終わりに

新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済は深刻なダメージを受け、失業者数が2007年12月から2009年にかけて起きたリーマン・ショックの時期よりも多くなっています。
一方、Insurtech企業はこのような環境の中で生まれた新たな顧客ニーズに応え、サービスを迅速に強化することにより、自社の持つスピーディな対応力と開発力で存在感を示しています。

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