2020年12月よりjoinsureを導入いただいている株式会社ロイヤリティ マーケティング様は、導入後1年で年換算新契約保険料ベースが1.7倍に拡大。その背景でどんな取り組みを実施したのか、同社の池尻由貴子様にお話を伺いました。
導入前の課題
- 当時利用していた保険加入システムで、スムーズな運用ができなかった
- 保険加入数が伸び悩んでいた
導入効果
- 3ヶ月で新商品ローンチ
- 継続的な運用改善・提案
→ 年換算新契約保険料が1.7倍に拡大
ー貴社では、当社のSaaS型保険システム「joinsure(ジョインシュア)」を2020年12月よりご導入いただいています。導入の経緯を教えていただけますか。
池尻:当社は、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営しています。会員様へのサービスの一貫として、2018年12月に団体保険事業をスタートし、「保険 de Ponta」でがん保険・医療保険を提供していました。2020年にサービスリニューアルを予定していたのですが、当時利用していた保険加入システムではスムーズな運用が難しく……。契約数も伸び悩んでいたことが課題でした。
そんななか、justInCaseTechnologies(以下JICT)さんの「joinsure」を知り、「保険募集システム」を2020年12月に導入し、併せて「保険 de Ponta」サイトのUIのリニューアルを実施しました。また、2021年8月には代理告知で契約者本人と配偶者の両親も加入できる「介護保険 de Ponta」をリリースしました。
ーjoinsureを導入いただき、ちょうど1年。率直な感想をお聞かせください。
満足しています。保険加入数も増加しており、年換算新契約保険料ベースで1.7倍の拡大と、実績も伸びています。
この実績には、joinsureを通じて提供いただいている保険募集システムのUI/UXの改善と、短期間に保険商品を展開できたことの2点が貢献していると考えています。
まず、保険募集システムのUI/UXについて。完成したシステムの提供だけでなく、LPや申し込みフォームなどを中心に、継続的な改善ができていることが結果につながっていると思います。JICTさんとは定期的に打ち合わせを実施しており、毎回データをもとに施策を打ち出し、的確にPDCAサイクルを回すことができている実感があります。
これまでに実施した具体的な施策はいくつもありますが、例えば会員向けのメルマガを経由して、保険加入ページに進んでいただくことで、保険の申し込み時のお客様情報の入力を省力化するなど、ユーザーの利便性を上げることで加入率を向上させるための仕組みを整えていただいています。当社側で行ってきた会員向けマーケティングのノウハウを取り入れながら、一緒に施策を考えられるのでありがたいですね。
次に保険商品の追加について。2020年12月時点での取り扱いサービスはがん保険と医療保険のみだったところ、2021年8月に介護保険をローンチしました。通常、保険商品の開発から募集開始までは最短でも5ヶ月程度を要するところ、3ヶ月でローンチまでご対応いただくなど、かなりスピーディに立ち上げることができました。
ローンチ後のマーケティング施策についても、JICTさんからのご提案を多数いただきました。保険の商品性・ユーザー特性を正しく理解し、どの年代のユーザーにどのような訴求をするのかなど、精度の高い仮説を持って施策を提案していただけたため、迅速に判断できました。
ーjoinsureのどのような点を気に入っていただけていますか?
個人的に一番素晴らしいと思うのは「joinsureを運営している方々が保険サービスを知り尽くしていること」ですね。保険サービスに関する専門的な知見を持っている方々が作っているサービスだからこそ、かゆいところに手が届く感覚があります。
自社だけではなかなか改善しきれない部分のサポートをしていただける上、保険サービスの特性を理解し、保険業法なども理解した上での改善のご提案をいただけています。当社は特に、保険サービスを取り扱うようになってまだ日が浅いので非常に助かっています。
加えて、システム・開発に関すること、LPのデザインやライティングなどのクリエイティブに関すること、マーケティングに関することについても、常にそれぞれのエキスパートの方にサポートしていただけている安心感があります。
それもあって、とにかくスピーディに施策を実施できているのが嬉しいですね。定期的に実施している打ち合わせで、毎回データを見ながら改善点を議論するのですが、クリエイティブやライティングなどの改善は早ければ翌日、遅くとも数日で反映が完了しています。
実験的な取り組みも含めてすぐに施策を実施していただき、数日後には結果を見ることができています。結果の確認と分析まで2週間ほどで行うことが多く、かなりタイトなスケジュールにも対応していただいています。社内のチームと同じようなスピード感でプロジェクトを進めることができているので、スムーズに業務が進んでいます。
また、数字を大事にしながら改善提案をしていただける点にも感謝しています。マーケティング施策においては仮説を立てて実証していくことが重要となりますが、根拠となるデータを示していただけることで納得感を持って取り組めています。
ー今後、どういった点をjoinsureにご期待いただけますか。
これまでどおり、LPや申し込みフォームなどのユーザー接点の改善をはじめとして、マーケティング視点での取り組みを一緒に考えていければと期待しています。さらに、当社側で蓄積してきたデータ分析やプロモーションノウハウを、これまで以上にJICTさんが持つ保険ビジネスの知見と掛け合わせていきたいですね。
joinsureはSaaS型のサービスモデルですが、単にシステムを提供いただくだけではない、それ以上の価値を感じています。発注側・受注側という垣根をこえて、同じチームとして同じ目線でゴールを共有し、一緒に歩めている。今後も引き続き、サポートしていただけたら嬉しいです。
ーありがとうございました。